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不育症

リスク因子の頻度

妊娠初期の流産の原因の多く(50~80%)は、赤ちゃんの遺伝情報による染色体異常と考えられています。
流産を繰り返す場合は、その他に多くの流産のリスク因子を持っていることがあります。
リスク因子がある場合でも100%流産するわけではありません。
リスク因子が不明な場合も半数以上あります。

中医学では、
不育症のアプローチは
「腎」「血流」「免疫」「炎症」

医学において「腎」は「先天の精」であり、この精が生命の活動の原動力になるとされています。
「先天の精」とは、お父さんお母さんから頂いた命のエキスのようなもの。

「腎」の機能は、中医学では生殖・発育・ホルモン・免疫・泌尿器・自律神経などの機能ととても関連付けられています。

「腎」が弱いと同じように生殖の力も弱く、不妊症や生理の不調、精力減退なの症状として現れます。
加齢・過労・乱れた生活習慣などによって進んでいくの
「腎」衰えは他の臓器に波及して、カラダ全体に影響を与えた結果、免疫力を低下させ、病気が治りにくくなるもとにもなります。

中医学における
「腎」の役割

免疫

妊娠が維持されるためには免疫の問題も関係していることがわかっています。
特にNK細胞と不育症には深い関係がある。
 
精子は母体にとって異物とみなされます。

その精子を異物として排除する力と妊娠を継続するために維持しようとする力のバランスが崩れてしまうと流産となるのです。

ここでTh1・Th2比は不育症にとって一つの大切な指標となりますう。これについては、下記に説明をしています。

Th1/Th2検査とは

不妊症の方はTh1が高い

着床・妊娠維持にはバランスをとることが重要

着床と流産にはTh1/Th2比と言われるものも大切になってきます。(Th1Th2とは、ヘルパーT細胞から分化する)

 

受精卵を攻撃してしまう免疫学的拒絶が原因と考えられる不育症や着床不全の検査です。
胎児や胎盤を攻撃する働きのあるTh1値が高くなるほど、妊娠の維持ができない状態になることがわかっています。

Th1が高いと言う事は拒絶反応が強いと言う意味にもなります。
Th1/Th2比は、病院によって基準値が異なります。

場所によってはとても低い数値に設定しているところもあり注意が必要です。

Th細胞は、産生サイトカインの種類によりTh1.Th2に分類されます。

Th1細胞からは、IL-2.NF-r.TNF-βなどの炎症を促進するPro inflammatory cytokines が産生され、

 

Th2細胞からはIL -4. IL 〜5. IL- 6. IL -10. IL -13などの炎症を抑える(抗炎症性サイトカイン) anti-inflammatory cytokinesが生産され正常な着床では、TH2細胞が優位である。

 

RIF(反復着床障害)の中には、Th1細胞優位の患者さんが存在する。

東洋医学では、Th1比が高いと言う事は炎症が促進することになるためこの炎症に対するアプローチをしていきます

不育症と免疫

不育症の約60%を占めるリスク因子不明不育症の中にNK細胞やT細胞などの免疫学的異常すなわち、胎児が母体により異物と認識され胎児が拒絶されている病態が含まれる。
 
反復着床不全RIFの病態においても同様に肺の着床にNK細胞が関与する。
 
RIFとは、反復着床不全
 

子宮内膜の免疫担当細胞はNK細胞が70%を占め、uNK細胞にはCD 56細胞が多く妊娠維持のために働く。

不育・着床における亜鉛の役割

亜鉛は樹状細胞等が介する免疫応答に深く関与し、NK細胞活性にも関与していると言われている。
 
したがって亜鉛低下が、T細胞の機能異常を呈する可能性がある。
 

「腎虚」は必ず
「血瘀(けつお)
(血行不良)を兼ねる

「腎」に蓄えられた成分が不足した状態は「腎虚」と呼ばれます。この「腎虚」が老化につながります。

 その「腎虚」は必ず「血瘀」を伴う、という考え方を提唱したのが、国医大師張大寧教授です。
(国医大師:中医学の本場である中国において、優れた実績を上げたもっとも位の高い中医学の専門家。中国に十数名しか存在しない。)

「血瘀(けつお)」とは
血行不良のこと

「腎」の力が低下すると、必ず「血」の流れが悪くなってしまう、という考え方です。
「血瘀=血行不良腎の力の低下に加えてさらにカラダに影響を及ぼし、症状や病気の悪化を招きます。

 また、「腎虚」「血瘀」には下記のような関係性があるとされます。

  1. 「腎虚」「血瘀」が慢性疾患の共通の特徴
  2. 長患いは「腎」を消耗させ、また長患いは「瘀」を生み出す
  3. 老衰の過程は、まず「虚」が起こり、「虚」が「瘀」を引き起こす

このように、「腎虚」と「瘀血」は病気の根源ともいえるのです。

古来から伝わる
人体のリズムを知る
7の倍数・8の倍数

 中医学では、人は腎の力が増すとともに成長発育し、腎が衰えるとともに老化が進むと考えます。中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」には、女性は7の倍数で、男性は8の倍数で身体の変化があると記載されています。女性は28歳、男性は32歳で腎が最も充実して身体や生殖機能がピークを迎えると、その後は段々と腎の働きも弱くなり、さまざまな不調や老化現象が現れてきます。
 この衰えを止めることはできませんが、日頃の養生によって老化のスピードを緩やかにすることはできます。
 身体の不調や老化を遠ざけ、いつまでも若々しく元気に過ごすためにも、日頃から養生を心掛けて、腎を健やかに保ちたいものです。

女性の腎は
の倍数で変化する

男性の腎は
の倍数で変化する

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