春と言えば暖かくなり花が咲き、気持ちが上がるはずの時期ですが、なぜか体調不良や精神不良など調子が良くない人が増えます。
何故でしょうか?
①気圧変動(天候の変化が原因)
②温度変化が激しい
③中医学的に五臓六腑の『肝』の時期
中医学的には春といえば『肝』
五臓六腑の『肝』の時期になります!
冬は『腎』の時期
夏は『心』
秋は『肺』と言うように季節と臓器には深い関連があります。
五臓六腑の『肝』は自律神経失調症など自律神経とも大きく関わっています。
自律神経とは交感神経と副交感神経の両方をまとめて自律神経といいます。
朝や天気の良い日は交感神経優位
夜や天候の悪い日は副交感神経優位になります。
天候に体調が左右されやすい方はタンパク質の摂取量を増やすと楽になる場合があります。
また三寒四温と言いますが、寒い日と暖かい日の温度差が激しくそれによって体は消耗をしてしまいますので体調不良の原因となります。
この温度差や花粉、またはウイルスなど外的な攻撃から体を守る力を中医学的には『衛気(エキ)』といい、この『衛気』を強めることによって温度差などから体の防衛能力を高めることができます。
漢方薬には『補気薬』と言うものがありますので『気』を強めることも1つの鍵となります。
『肝』は、イライラしやすい、怒りっぽい方はダメージを受けやすい臓器です。
肝が弱ると自律神経だけでなくホルモンバランスが崩れたり目の疲れを感じたり、情緒不安定や鬱状態になりやすくなります。肝の機能と関係が深いのです。
例えば『肝気鬱結』かんきうっけつ(肝鬱)かんうつのある患者さんは、憂うつ感が起こりやすい、イライラしやすい、生理痛、乳房が張るなどの症状が見られ自律神経の過剰亢進によって冷えのぼせ、顔の赤み、目やに、不眠などの熱症状が起きることもあります。
『肝』に入る漢方はたくさん種類がありますので体質や症状に合わせて選ぶ必要があります!
また精神的な不安定さがある方は
不安定を助長してしまう食品を控えてみるのも1つの方法です!