夏に悪化するアトピーの正体!!
なぜ梅雨から夏にかけてアトピーが悪化するのでしょうか?
夏に悪化するアトピーのうち80%以上が湿度と温度そして胃腸の機能の低下が原因となっていることが多いのです!
5月から8月にかけて急激に湿度が高くなります。
東洋医学の言葉の中に『脾は湿を嫌う』と言う言葉があります。
脾=胃と腸
湿=体の中に残っている余分な水分
要するに湿度が上がると胃腸の機能が落ち体の中の水分が残り、しっかり運用できなくなります。
そして外気の温度も上がり体に熱がこもり
湿邪と熱邪によって湿疹やアトピーが悪化します!
もちろん湿邪タイプのアトピーでない人はこの時期悪化しない場合もありますが、大半の方が湿邪タイプを持っています。
(アトピー性皮膚炎の症状と種類を参照)
圧倒的に多くの人が湿邪による影響を受けるのです。
湿邪の特徴は、胃腸の機能が落ちてしまうこともあり
1.体がだるい
2.重い
3.やる気が出ない
4.朝ごはんの時空腹感がない
5.足がだるい
などの症状が伴うこともあります。
食欲があって便通にも問題がない方でも湿度が高い時期にはこのような症状が出る方が増えます。
胃腸の症状が顕著にある方は、たくさんある胃腸の漢方薬の中から湿邪をとってくれるものを選ばなくてはいけません。
どの胃腸薬でもいいわけではありませんからご注意してください!
他にも漢方の中には湿邪を取る薬がたくさんあります。
湿邪と熱(炎症)を取る薬なども多くあります。
アトピーの場合炎症があるので熱を取る薬も同時に必要になります。
食事療法、栄養療法、養生などもとても大きく関係してきます。
◆ストレスは、熱を生じる場合が多い
◆コロナの影響でストレス発散ができない
◆炎症を起こしやすい食物を多く食べている
◆寝る時間が遅いことにより寝ている間の皮膚の修復がうまくいかない
◆冷たいものの飲み過ぎで腸内環境が崩れるなど
夏のアトピー性皮膚炎悪化には、いろいろな養生的な原因があります。
食事指導と共に一人一人に合った漢方を選ぶことが当薬局のポイント!!